即興詩「曇り空」
いつからだろう…
ボクは雲を追いかけた。
いつの間にか現れて
いつの間にか消えてゆく
ボクは雲になりたかったんだろうか…
自由を求めて流れる雲に。
ボクは空の彼方へ行きたかったんだろうか…
神様に近づくために。
曇り空は、やがて晴れた。
追い続けた雲が失くなったのに、ボクはなぜだか陽射しが心地好かった。
なぜだろう−。
壮大な偶像への錯覚か…
それとも
「おまえは神様じゃない。未熟な人間なのだよ。」
って諭されたのかな…
絵空事に夢見るぐうたらな自由人は、
それでもまた曇り空を見上げるかもしれない…
HERO
by yhirosroom
| 2010-01-25 04:02
|
Comments(2)